モネの家と庭園 | パリからジヴェルニー日帰りガイド&行き方
マダム48歳パリへ行く「ボンジュール便り」
フランスの小さな旅【モネの家と庭園】
パリから日帰りで訪れることができる、フランスの美しい村 ジヴェルニー。
暑さを忘れて絵本のような風景に浸れるノルマンディー地方の魅力が詰まっています。
2022年6月の異例の猛暑日、パリ初心者の一人旅で訪れたジヴェルニー。
「パリからどうやって行くの? 電車やバスの乗り換えが不安…」
そんなジヴェルニー初訪問の方に向けて、交通手段や観光のポイントを詳しくご紹介します!
モネの家と庭園 (ジヴェルニー・フランス)
【モネの家と庭園】情報 Fondation Claude Monet
住所:84 rue Claude Monet, 27620 Giverny
開館期間:2024年3月29日〜11月1日 / 2025年4月1日〜11月1日
開館時間:9:30 AM 〜 6:00 PM(最終入場 5:30 PM)
観光の目安時間:1時間30分〜2時間(自由見学)
注意事項:
一度退場すると再入場不可
ペットの同伴不可
敷地内でのピクニック、絵画、スケッチは禁止
大きな荷物の持ち込み不可
モネの家の正面に広がる緑と花々のアーチは、庭園を象徴する美しいスポット
睡蓮の池と日本風の橋:水の庭園の静寂と美
パリからジヴェルニー日帰り旅【モネの家と庭園】
フランス・ノルマンディー地方に位置するジヴェルニーは、印象派の巨匠クロード・モネの家と庭園があることで知られています。
パリからは、電車とシャトルバス(またはタクシー)を使ったアクセスが可能で、目安の所要時間は約2時間。観光には半日から終日弱を見ておくと良いでしょう。
私は到着時刻が14時過ぎになってしまいましたが、6月は日照時間が長いため、モネの代表作『睡蓮』のモデルとなった池や、色とりどりの花が咲き誇る庭園を慌てることなく、じっくりと楽しむことができました。
カラフルな花々や新緑が生い茂る池の周りを満喫した後、モネの家を見学しました。アートと自然が調和する場所の魅力に触れることができました。
ジヴェルニーは、モネの作品に興味がある方にはもちろん、自然の美しさを堪能したい方にもおすすめのスポットです。
訪れる価値のある、静かで素晴らしい場所です。
モネの代表作『睡蓮』のモデルとなった池(水の庭園)
「エミリー、パリへ行く」ファン必見!
2024年8月15日に公開されたNetflixの人気ドラマ『エミリー、パリへ行く』シーズン4では、モネの家と庭園が舞台に。
睡蓮の池でボートに乗ったエミリーと友人のカミーユが思わぬアクシデントに…。
ドラマファンなら、一度は訪れたい憧れのスポットです。
色とりどりの花や緑が美しい庭園
パリからジヴェルニーへの行き方
ジヴェルニーへ行くには、 電車+バス の組み合わせが一般的です。
① パリからヴェルノン駅まで電車で移動(SNCFのTER利用)
・出発駅:パリ・サン・ラザール駅(Gare Saint-Lazare)
・到着駅:ヴェルノン=ジヴェルニー駅(Vernon-Giverny)
・所要時間:約 50分
・運賃:約 10〜15ユーロ(時期による)
・電車の種類:
○ TER(テー・ウー・エル):パリと地方を結ぶ快速列車
○ Intercités(アンテルシテ):中距離都市間を走る特急列車
② ヴェルノン=ジヴェルニー駅からジヴェルニー村へバスで移動
・シャトルバス(Navette Vernon-Giverny)
4月から11月にかけて、ジヴェルニーシャトルがヴェルノン=ジヴェルニー駅からジヴェルニー村「モネの家と庭園の近く」まで運行しています。
・所要時間:約 20分
・運賃:約 10ユーロ(往復)
・運行時間:
・往路:パリからの列車到着に合わせて出発
復路:ジヴェルニー村発の時刻表を観光する前に確認してください。
・タクシー・レンタル自転車も利用可能
・ タクシー:約 20ユーロ
・自転車レンタル: 1日12ユーロ(ヴェルノン駅前にカフェ併設のレンタサイクル店あり)
私の体験談
ジヴェルニー村へ行く方法は、シャトルバス以外にタクシーやレンタサイクルがあります。
駅前にはカフェ併設のレンタサイクル店があり、自転車を借りて向かうことも可能です。
私は、パリからの移動が順調にいかず、ヴェルノン駅に到着したときにはすでにシャトルバスの運行時間外でした。
駅前のロータリーではタクシーの数が少なく、どうしようかと困っていたところ、運良く相乗りでタクシーを利用できました。
英語が話せる親切な家族連れのムッシュが、人数オーバーにもかかわらず、私が乗れるようにフランス語で運転手に交渉してくれたのです。
そのおかげで、往路のタクシー料金は一人あたり5ユーロで済みました。
実は、初めてのSNCF利用で乗る列車を間違え、遠回りしてしまうハプニングもありました!
復路では同じ失敗をしたくなかったので、モネの庭園に到着後すぐにシャトルバスの時刻表を確認し、しっかり準備しました。
ヴェルノン=ジヴェルニー駅(Vernon-Giverny)のロータリー
フランス国有鉄道【SNCF】を利用
パリは地下鉄や電車が充実しており、郊外や地方へ列車で旅行するのに非常に便利です。
フランス国有鉄道の【SNCF】を利用すれば、地方への移動もスムーズです。
SNCFを大まかに分類すると、高速列車、国際夜行列車、国内長距離列車、地域輸送などがあります。
グーグルで経路検索をすると、アルファベット3文字のコードが表示されますが、それぞれには次のような意味があります。
TGV(テー・ジェー・ヴェー)= 高速列車
主要都市を結ぶ、フランス版新幹線のような存在です。TER(テー・ウー・エル)= 快速列車
パリ近郊を含む地方とパリを結ぶ列車です。
復路のシャトルバスとパリ行きのチケット
ジヴェルニー村(モネの家と庭園)発のシャトルバス乗り場は、観光エリアから少し離れています。時間に余裕を持って移動しましょう。
ヴェルノン駅行きのシャトルバス(2022年6月時点)
・発車時刻:17:25
・運賃:片道 5ユーロ
ヴェルノン駅からパリへ
駅の窓口でPARIS ST LAZARE(サン=ラザール)駅行きの乗車券を購入し、17:54発のTERに乗車。
・所要時間:約55分(ヴェルノン駅→サン=ラザール駅)
・運賃:片道 16ユーロ(2022年6月時点)
パリまではあっという間に到着します!
TERの快適ポイント
・車内は清潔で、スマホの充電も可能(変換プラグを持参すると安心)。
・二階建て列車で広々としており、座席もゆったり。
チケット購入の注意点
駅の窓口や発券機は混雑が予想されるため、Omio(オミオ)アプリでの事前予約(日本語可)がおすすめです。
パリからジヴェルニー村「モネの家と庭園」へ行くなら、Omioアプリで簡単にチケット予約!
到着地:「Vernon-Giverny」と入力するだけでOK。
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個人での移動が不安なら、オプショナルツアーがおすすめ!
「電車やバスの乗り継ぎに自信がない…」「日本語でのサポートがほしい…」という方には、現地オプショナルツアーが便利です!
ヴェルノン-ジヴェルニー駅間ではシャトルバスが運行していますが、本数が少なく、電車の到着タイミングによっては長時間の待ち時間が発生することも。
さらに、語学が苦手な方にとって、タクシーの交渉はハードルが高いですよね。
そんな不安を解消するのが、パリ発のツアー!
バスに乗るだけでモネの家と庭園までスムーズにアクセスできるので、移動のストレスなく観光を満喫できます。
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モネの家と庭園 チケット購入方法
私はコロナ禍が落ち着き始めた時期に訪れたため、チケット売り場ではそれほど待たずに購入できました。
当時の入場料は、大人11ユーロ(2022年時点)でしたが、現在の料金は以下のとおりです。
最新の入場料金(セルフガイド訪問)
・大人:12ユーロ
・7歳以上の子ども:6.50ユーロ
・7歳未満の子ども:無料(学校団体を除く)
・学生:6.50ユーロ(美術・美術史専攻の学生は対象外)
・障がいのある方:5.50ユーロ(「障がい者手帳」をお持ちの方を除く)
└ 付き添いの方:通常料金
チケットの購入方法
✅ オンライン予約は必須ではなく、現地でも購入可能
✅ ただし、土日や祝日は混雑するため、オンライン予約がおすすめ!
🎟 無料対象の方は、入場時に証明書の提示が必要です。
📌 最新の情報は公式サイトで確認しましょう。
セルフガイドの特徴
・自由に見学できる(時間制限なし)
・自分のペースで好きな場所を回れる(混雑を避けて鑑賞できる)
・ガイドツアーよりリーズナブル
モネが愛した風景
入場すると、まず目に入るのは魅力的なギフトショップ。
モネの絵画をモチーフにしたグッズや、おしゃれな雑貨が並んでいます。
ショップを抜けて外へ出ると、色とりどりの花々と豊かな緑が調和する、美しい庭園が目の前に広がります。
モネが愛した風景が、まるで絵画のように目の前に広がり、訪れる人を魅了します。
快晴の青空の下、色鮮やかな花々が咲き誇り、緑が生き生きと輝く庭園。
初夏の心地よい香りと澄んだ空気が全身を包み込みます。
暑さも忘れ、この美しい瞬間にただただ感謝。はるばる訪れた甲斐がありました。
庭園を抜けた先には、モネの代表作『睡蓮』が生まれた「水の庭園」が広がっています。
ゆっくりと足を運んでみましょう。
水の庭園と睡蓮の池:緑に囲まれた癒しスポット
池に向かう途中、ひときわ目を引くのは日本の和を感じさせる竹林です。
残念ながら6月には『蓮』の花は咲いていませんでしたが、池の周りを囲む植物たちが心を癒してくれました。
池の水は正直言って、あまりきれいではありませんが、それでも周囲の緑に囲まれた風景はとても落ち着きます。
初夏の緑が生い茂り、日差しが強い中で日陰が本当にありがたく感じられました。
実は、モネのことをここに来るまでよく知らなかったのですが、この池が『睡蓮』を生んだ場所だということを訪れて初めて知りました。
撮影した写真を見返すと、あの有名な「日本風の橋」が小さく写っていることに気付きました。
後日、モネの作品をもっと知りたくなり、パリのマルモッタン・モネ美術館やオランジュリー美術館、オルセー美術館を訪れました。
モネの庭園を先に訪れたことで、その後の美術館巡りでは、作品と実際の景色が結びつき、モネがどのように色を使い、描いたのかを想像しながら鑑賞することができました。それはとても感動的な体験でした。
もし先にパリの美術館でモネの作品を鑑賞していたら、庭園の風景の見どころをより意識しながら訪れることができたかもしれません。
撮影スポットも逃さず、絵の中に描かれた風景を実際に目にすることで、より深くモネの世界を味わえたでしょう。
さて、どちらを先に訪れるべきか悩むところですが、もし時間がたっぷりあるならば柔軟に選択肢があります。
ですが、パリ滞在が短い場合は、他の予定も考慮して効率的な計画を立てることをおすすめします。
パリの美術館巡りは欠かせないというあなたにオススメしたいのが、最短2日間で利用できる「パリ・ミュージアムパス」です。
このパスを使うと、美術館を効率よく楽しめますが、残念ながら「モネの家と庭園」は対象外です。
日本語版
パリ・ミュージアムパス・ジャポン
パスポートは使用開始から48時間(2日間)の間有効です。
パリ・ミュージアムパスの詳細については、こちらをご覧ください。
モネの家を見学|緑の窓枠と青のキッチンが映える印象派の邸宅
花や植物に囲まれ、緑の窓枠やデッキが印象的なモネの家。
家の中では、モネが暮らしていた当時の雰囲気が再現されています。
彼自身や親しい友人たちの作品が飾られた部屋、青を基調とした可愛らしいキッチン、そして日本画の調度品が並ぶ空間。
開国とともにヨーロッパに流入した浮世絵などの日本文化は、印象派の画家たちに大きな影響を与えました。
モネもまた、日本の美に魅了されたひとり。
水の庭園に架かる日本風の橋は、その関心の現れともいえるでしょう。
まとめ
パリから電車で気軽に行ける日帰り旅【モネの家と庭園】は、ノルマンディー地方のジヴェルニーにあります。
車窓から眺めるパリとは異なる、のどかな田園風景に移り変わる様子も旅の思い出のひとつに。
印象派を代表する画家 クロード・モネ(Claude Monet) が愛したこの地は、訪れるべきフランスの名所のひとつです。
掲載している写真は、2022年6月に筆者が撮影したものです。
記事の内容は2025年3月に最新情報をもとに更新しました。
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